TRCCのデジタル化・複製制作サービス
修復とデジタルコンテンツ制作のペアリング
修復とデジタル化を分けることなく、一貫した事業としたほうがコスト的に優位になります。記録資料と呼ばれるものは、紙そのものではなく、そこに書かれた「情報」に価値があります。「情報史料」と呼ぶべきその資料において、「情報」をデジタルコンテンツにすることで、利用の促進に大きく貢献するものです。またオリジナル（原本）の利用を最小限に抑える事が期待できますので、オリジナルの保護にもつながるものです。
TRCCでは、工房内で高精細の一眼レフ・カメラでの入力、面付、デジタルブック制作（PDF形式で出力）まで、一工房内で一貫した作業ができます。ご要望に応じまして、顔料インクを用いたジェルジェット・プリンターで出力した複製物の制作もしています。複製は中性の薄紙への出力が可能で、仕上げは、上製本 ・リングファイル・和製本から選ぶことができます。
入力から出力まで、同一工房内で作業することによりコストパフォーマンスに優れたサービスを提供します。
TRCCではジクレー版画技法を応用して、「再現性」と「保存」を両立した、高精細な複製制作のサービスを行なっています。
「本物感」がある上に、保存性が高い複製ですので、オリジナルの魅力を損ねることなく利用することができます。複製の展示でも、鑑賞側に大きな感動を与えることができますし、気兼ねなく長期間の展示ができます。TRCCのコンサバターは、オリジナルの状態と保管環境から「保存」を考え、今後の「活用」を考慮した複製制作を、用途と予算に応じて提案します。