AV資料を整理し、新たな保管スペースが出現
「吉川英治記念館」での事例
青梅市内にある「吉川英治記念館」は、国民文学作家・吉川英治の名前とその業績を永久に伝えようとの人々の思いが実り、(財)吉川英治国民文化振興会と吉川家、そして英治とつながりの深かった講談社の協力で草思堂邸内の一隅に建てられ、昭和52年に開館した文学館です。弊社から車で5分のご近所様でもあります。
保存環境の整ったりっぱな収蔵庫はあるものの、新たに増え続ける資料で、スペース確保でこまっていました。学芸員の片岡さんにVHSやカセットテープのファイリング用品をご紹介したところ、「ウチもたくさんある。書架の上や中にも突っ込んでるんで整理したかった。次の展示換えの間に入れ替えしましょう。」と言って頂きました。
移動書架の上や中には、サイズもバラバラで厄介なVHS・Bataテープ類、DVDやCD、カセットテープなどのAV資料が、段ボール箱17箱、紙袋1袋分ありました。それぞれの箱に入っているメディアの種類と数を数えて、変則サイズのものも採寸し、スマファイの段ボールで専用ボックスを作成しました。すっきり安全に収納された資料は、保存の環境も良くなり、片岡さんには「スペースがたくさんできました」と喜んでもらいました。