はじめましょう!スマート・ファイリング

この箱は、じぶんたちの「たからばこ!」 「ころろ子ども探検隊」での事例

東京都国分寺市を中心に活動している「ころろ子ども探検隊」は、園舎園庭がなく、毎日戸外を探検して歩く「遠足幼稚園」です。わくわくドキドキする心で達成感を、自分の手足をつかい、身体で学ぶことで決断力、判断力を育んでいます。
「みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために」母体となるコロロ発達療育センターの理念を基に、ハンディを持つお友達と一緒の保育をおこない、お互いに認め合い、尊重するという経験を通して、生きる力が自然と身につく保育を実践しています。
年長さんにモニタリングでA4ファイルボックスを使ってもらいました。自分たちの制作したものを、自分たちの手でファイリング。箱の中に絵を入れて、ニコッと笑って「うれしい!」、ファイルボックスのフタを自分でしめて「たのしい!」という言葉が、子供たちの口からでました。

さあ、自分で箱のフタができるかな?

みんな おもいおもいに挑戦!

自分たちの思い出をファイリング

ほら、こうやっていれるんだよ。

自分の名前を書いたシールを貼ったよ!

片づけ場所はここにしようね。

先生から子供たちに、「この箱はみんなにとって、どんな箱かな?」と問いかけると、「たからばこ!」という答えが返ってきました。自分の作ったものを長持ちさせることは、子供自身にとっても、うれしくて楽しいことなのですね。
先生からは、「箱を開けたり、閉めたりするときの手の動きが身に付くので、発達にも良い効果があると思います」という言葉をもらいました。