アメリカ議会図書館における中核業務としての「資料保存」最新情報


■講 師 Chandru Shahani,PhD
(シャハニ博士、米国議会図書館・保存科学室室長)

1976年ニューヨーク市立大学にて化学重合の博士号を取得、教鞭をとる
1978年〜NARA(アメリカ国立公文書館)の保存研究部門
1983年〜LC(アメリカ議会図書館)の保存科学室に入り、現室長。
長年におよび大量脱酸の概念から実際の実験研究、最近ではASTMなどの強制劣化テストの開発に従事している。

■内 容 

シャハニ氏は20年以上アメリカ議会図書館の保存科学部門で図書や文書の化学的劣化、特にスローファイアーに脅かされた酸性紙図書や文書の脱酸処理技術の開発研究に従事し、最近はスピーディーな紙の劣化評価試験法を推進する化学者です。

この度はアメリカ議会図書館で進行中の様々な資料保存プロジェクトを紹介いただき、プロジェクト推進の原点となる新たな発想、危機管理意識などについて聞く機会を設けました。アメリカと日本の過去10年を比べながら、太平の眠りを覚ましたいと思っています。


・緊急災害対策
Disaster Planning 
・郊外型大規模保管倉庫High-Density Storage
・大量脱酸プロジェクト
Mass Deacidification 他